チョコミントはお好き?

わたしが好きなもののおはなし。要は韓国のあれこれ。

人文科学系大学院生ブログ1 〜大学院進学を考えている学部生のあなたへ〜

 

 

 

 

いよいよ何ブログかわからなくなってきました、ちーずちゃんです。

 

 

本当に久々にブログを書く。

 

いやちっちゃい字で書くので言い訳させてくださいよ…。

もともとこのブログ、韓国旅行記的なものにしようとしてたんですね、

それがこの状況になって、次いつ韓国に行けるか(というか国内旅行すらいつ行けるのやら)わからない訳ですよ…。

ブログをやる意味をすっかり見失い、ここまで放置してしまいました…。

 

 

そんなこんなで、いっそ備忘録兼個人的な頭の整理兼大学院進学を目指す方のために向けた先人のアドバイス的なものを書くことにしました。

 

 

特に人文学やってて大学院に行こうかな〜なんて方はレアキャラだと思うので、その方達に参考になればいいな。 

 

いいか、大学院は覚悟して行った方がいい。面倒ごとは間違いなく増える。(自戒)

 

 

ちなみに7000字近い大ブログになってしまったので、私の半生は暇な人だけ読んでください!!!!!!(!!!)

 

 

 

 

 

 

 

そもそもなんで大学院進学なんて思ったか

 

大学院に行こうと思う理由はいろいろあると思います。

 

特に自然科学・社会科学では、大学院でより専門的な知識を身に付けることで将来の幅が広がることもあるし、

修士まで取って就職、というルートはそこまで珍しくもないと思います。

 

 

ところが人文科学はそうではない。

特に文学や演劇学なんかは、修士まで行かなきゃ!となる理由がぐっと減ります。

 

ちなみに私が専門としているのは(一応)ポピュラーカルチャーでして、本当に大学院まで行って研究する人は本気で研究者やライターになりたい人が多いような気がします。

 

 

 

そんな中、なんで私が大学院に行こうと思ったか、そしてひとまず大学院生活が始まる直前の現状(なんせ今年はこの状況なので、授業はGW明けからなのです)について、一応順を追ってざっと書いてみます。

 

 

 

・高校時代 ある業界に憧れ、なんとしてもその業界に入ると決める

 

・大学1~2年 特にインターンも業界研究もせず過ごす

 

・大学3年夏前 その業界の企業のインターンに何社か応募するも、ただ憧れていただけでロクに企業研究をしていなかったため大手は全滅、中小どころの1dayインターン1件と2週間のOTJインターンだけ行くことになる

 

 

・大3の9月 地獄の2週間インターン

その業界は激務で有名だったが、好きなことなら乗り越えられると思っていた。そんなはずなかった。2週目真ん中で体調を崩す。あと思考回路がナチュラルにブラック。その業界に自分が向いていないことに気づく。

 

 

・大3の10月 慌ててインターン合説に行ったりして他の業界も見始めるが、何を見ても面白くなさそうに感じたり、どうせこの会社も実際は地獄なんだろうな〜とか思ったりしてしまって行き詰まる。

 

みなさんは行き詰まったらとりあえず大学のキャリアセンターやキャリコンに相談しましょう。そのことにこの時気づいていれば私は今こんなブログ書いていない。

 

 

・大3の11月 親に相談したところ、「成績もいいし大学院進んで研究職目指してみたら?」と提案される。最初は「何言ってんだこの親」と思ったけど、そういえば私勉強得意だし(研究得意とは言っていない)レポートも普通に書けるし(研究論文書けるとは言っていない)GPA良い方だし(それは研究ができるからではなくいい子に見せる技術の賜物です)研究職いけんじゃね??と思い始める

 

 

・大3の12月 就活サイト(マイナビとかリクナビとか)の登録全部消す

つまり研究職を本気で目指し始める。とはいえそれはそれである種の「就活」に変わりないので、業界研究=修士・博士生活やその後の教授ポストへのキャリアパスの把握、自己分析=実際自分が研究者に向く性格や人生観を持っているかの確認は必要です。私はこの時これらをやっていなかったことを後悔しています。

 

ちなみに小声で言いますが、みなさんリクナビ問題ってご存知でしょうか。あれ私たちの代に起きた出来事なんですよ。この時リクナビの登録消してたことだけは大正解だったと今でも思ってます(……)

 

 

・大3の3月 やっと卒論担当の先生に院進のことを話に行く。本来はもっと早く行った方が良いです。

この時4年生での過ごし方の年間スケジュールを提案してもらう。完全にそれだけを頼りに前期の計画を立てる。当たり前ですがみなさんはネットの情報とかもいろいろ見てスケジュールは立ててください。

 

 

・大4の4~6月 ぼや〜っと卒論の準備(とオタ活)して過ごす。

 

本来はこの時期にいろんな先生に話を聞きに行かないといけません。他大(特に県外の大学院)の先生で良さげな先生がいる!とか普通にあるので、この時期からアポ取りましょう。タイムリミットは6月だと思います。

 

ちなみに私はこの時期ちょうど推しの活動多かったので元気にオタ活に駆け回ってました。皆様オタ活はほどほどに。

 

 

・大4の7月 やっと院試の実感が沸き始め、ちょっと準備するか〜と調べ始めると、いろいろ時すでに遅しだったことを知る。周りの先生に相談し始めるのも遅かったので、ある先生には「今から就活でもしたら?」みたいなことを言われる始末。

 

ちなみに私レベルになると、第二志望の学科でTOEFLの試験結果必要になる場合があるということを知らず、バイトのシフトを慌てて変わってもらって受験数日前にTOEFL申し込むとかいうことが起きます。TOEICTOEFLは持ってて損することはないので、大学院行きたい方は大3秋〜大4春の間に受験しておきましょう。てかTOEICは就活にも使えるからみんな受験しよう。

 

 

・大4の7月末~9月 院試準備〜院試期間

当たり前に出願書類の準備に追われ、泣きながら試験勉強して、終わった頃には抜け殻と化していました。スケジュール管理の大切さを教わった1ヶ月半だった。あと自分が不安定な状況に置かれるとすぐメンブレする性格であることも知った。今までどんだけイージーモードで人生生きてきたかがわかる発言

 

 

・大4の10月 抜け殻期間。卒論もほとんど手をつけなかった。

 

・大4の11~12月初旬 卒論執筆。自分がいかに「レポート」しか書けないか知った

 

「レポート」は指定の題目に合わせて何かまとめるくらいでも書けます(少なくとも学部は)。

「研究」して「論文」を書くには、自分の視点を見つけて、資料を集めて、資料の言説に引っ張られすぎず、新たな視点を提案する必要があります。

 

そんなこと言ったら、民間企業だって今までにない視点から新たなモノやサービスを生み出す必要はあるんですけど、

企業は複数人のアイデアを持ち寄って検討できるのに対して、私のような文学部系の研究は全部個人でやる必要がある場合も多々。しかも新卒=修士1年のうちから。

 

 

修士入学 M1の4月 何をテーマに研究進めればいいのかわからなくなる

 

大学院の出願には研究計画書というものが必要で、修論では大体こんなこと書きたいです〜そのためにこういう風に研究進めていきます〜という計画書を提出して、それを元に入学審査が行われ、担当教員が決まります。

 

ところが卒論を進めるうちに興味の方向性が思いっきり変わっちゃって、担当の先生の専門外に興味が行っちゃった。

 

そこで新しく計画書を書き直して先生に見せたところ、

「これで大丈夫?僕で面倒見れる?」と言われてしまいました。

まぁ普通に研究計画としてょゎょゎなのは否めないけど…。

 

 

・M1の5月 とりあえず元の研究計画書をベースに修論を書いた方がまともに書けそう(少なくとも2年間できっちり修士号取るにはその方が良さそう)かなぁと思い始める

 

これが研究職に進む予定の人なら、今からでも別の大学院受験し直して来年から入った方がいいじゃんとか、そこまでしなくても他大の先生とアポ取ろうとかいう話になるんですが、

今の私は、経験的にも就職の有利不利的にもなるべく早く卒業して社会に出たいなぁ…それに将来考えた時、いい就職先と巡り合うことの方が今完璧な修論を書くことより優先順位高いなぁ…と考えていて、

 

じゃあとりあえず去年書いた計画書の通りに研究進める?と思い始めています。

 

 

とはいえこの状況だから、先生にちょっと会って話すとかもできないし、

 

どの先生も授業のやり方に悩んでるからどう進めるか曖昧な授業も多いし、

 

課題がどれくらいあって、自分の修論のための研究の時間とどうバランスを取ればいいかもわからない、

 

そもそも研究と就活のバランスの取り方もよくわからない、

 

その辺を気軽に聞ける先輩にも当分会えそうにない。(しかも人見知りなので、いきなりはじめましての先輩の個チャに押しかけて「相談させてください!」とか言えない)

 

 

受験の時の話にも書きましたが、私はメンタルょゎょゎ人間なので、こういう何が起きるかわからない状況に置かれるとすぐお腹痛くなったり頭痛くなったり突然涙腺決壊したりします。

 完全に情緒不安定です。

 

 

もちろん同じ学部出て就職してメンブレしてる子はいるので、就職してたら今頃楽だったのにな〜と思う訳ではないですが、

今自分が情緒不安定になっていることもまた事実。

自分のメンタルとの闘い方は最近の悩みの一つです。

 

 

 

 

 

 

大学院進学を考える学部生さんへ伝えたいこと

 

1.企業研究同様に大学院を選ぼう

 

まず、大学院行こうかな〜と考えるなら、

企業研究ばりにちゃんと大学院研究をして、どんな生活になるか想像すること、

できればその後のキャリアプランまで描いた上で院進を決めることが必要です。特に人文科学なみなさん。

 

 

 

ちなみに私は当初研究職も検討していましたが、今は全く検討していません

  

というのも、研究職のポストってめちゃめちゃ少ないんですよね。

 

なんとなく院進して研究者〜と思ってる人文科学系なみなさん、ポスドク問題はご存知でしょうか。

私は院試を控えた夏に知って絶望しました。遅い?それな。

 

 

ただでさえ少子化で大学が減っている上、

最近の国の政策上カットされがちな人文科学の大学で正規に教授のポストに就くのは難しい。

 

ただの講師として教えるとなると給料も低いし、その割に授業準備も事務作業もあるわけで、

自分の研究しながらちゃんと食べていくってなると、時間もお金もカツカツです。

 

 

 

それも、私みたいに、

何よりも優先して研究したいものがあるわけでもなく、

 

人生の第一目標が「食いっぱぐれずちゃんと食べて、それなりに住める家に住んで、ワークライフバランスを大切にし、仮に一生独り身でも老後なんとかなる費用を貯め、子供ができたときのことも考えて早めに資産を形成すること」な場合(これは私のガチな人生目標だったりする)、

 

ポスドクで30代40代でも年収200万の生活しながら教授のポストを狙うのは、明らかにコスパが悪い。

 

 

学部生の間に「就活の軸」を見つけておくことは、ビジネスに進むにしても公務員目指すにしても、もちろん大学院にいくにしても、やっておいて損はありません。

 

同時に、大学院にいくなら、どこにどんな先生がいて、どの先生に教えてもらいたいのか、

早めにきちんと考えた方がいいでしょう。

  

 

 

2.修士からの就職は学部卒よりハードモード

 

よく言われるのは、学部卒より使えないと思われがちとか、コミュ障っぽく見えるとかそういうやつなんですけど、

実際には(文系なら文系、理系なら理系の大学院生を取った実績がある企業であれば)そこはそれほど問題にならないそうです。

 

 

それ以上に、やっぱり大学院生は研究あるから学部生より時間ないし、

 

「なんで大学院行ったの?」「博士には進まないの?」

の質問にちゃんと答えられないといけないし、

 

じゃあ早めに就活始めようって言っても、そうまでするなら学部卒で就職しておけば良かったのに…って話だし、

 

 

こんな感じでただただ過去の自分を恨むだけになってしまいかねません。今の私みたいに。

 

 

 

だからどうぞみなさん、

仮に研究続けてみたいから大学院に行くんだとしても、

就活失敗して院に進むんだとしても、

 

将来の自分が何を幸せとして生きていきたいのか、は考えておいた方がいいです。

 

 

私みたいにコスパ重視の生き方をしたい方には、大学院は正直オススメできません。

 

 

  

早く就職したいな〜、働いてもっと人に直接成果を還元したいな〜(これはマジで思う、アカデミックな研究は直接の成果物で社会にコミットできない)、あと普通にお金も欲しいな〜、

なんて思いながら、

 

でもとりあえず修士号取れるだけの研究して大学の延長戦のノリで卒業しよう、というには修士の戦いは厳しい。あと時間ももったいない。

 

 

私はそのもったいない2年に突入して1ヶ月経過しちゃったから、

ここまで来たら少しでも何か(それが学問的知識じゃなく人生訓だったとしても)得て就職してやろうと思っていますが、

 

まだその2年に突入していない方は、ぜひ、もったいないことしたなと思う前によく考えてみてください。

  

 

なんで大学院行きたいんだっけ?

この研究に自分は意味を見出せるんだろうか??

 

ということ。

 

 

 

お金のために教授になりたいとかは論外として、

なんとなくいいなくらいで研究者を目指すのも辞めた方が賢明です。

 

なんとなくいいと思うなら、業界研究は必須です。これは一般企業の就職と何も変わりません。

 

 

いわゆるモラトリアムの延長をしたいなら、それも辞めた方が無難です。

 

残念ながら今の日本社会において2年老けているということ、その2年を何にも使わなかったということは致命的です。

 

 

モラトリアム延長するだけなら、大学院行くよりどっかにワーホリでも行った方が、

よっぽど環境の変化もあって人間的にも成長できると思います。

 

 

 

 

逆に、学部生として2~3年間、毎日欠かさずいろんな本を読んで、授業外でも先生と議論して、

単位のレポート以外でも先生と文章のやりとりをしていたような方なら、

間違いなく大学院に進む素質があります。

 

 

それだけ研究に楽しみを見出せるなら、きっといい研究者になって、ある程度安定した仕事ももらえるし、

もし教授にはなれなかったとしても、あなたの人生として後悔ばかりになることはないはずです。

 

そもそもそんな研究熱心な方がこんなブログ読んでるかは謎ですが…。

 

 

 

 

もう一度言いますが、そこまでの熱量を持って研究できていない方の場合、

結局大学院に進学してもどこかで就職することになるでしょうし、

就職するなら早い方がいいのは間違い無いです。

 

(とはいえ理由ある大学中退した人よりもちゃらんぽらんでギリギリ大学卒業の方がなぜか就職の選択肢が広いので、よし!今から学部中退しよ!となるのはさすがに危険すぎると思いますが)

 

 

 

以上、こんなタイミングで自己分析を始めたM1からのアドバイスでした。

 

 

 

 

 

今後の私について

 

先ほど書いた通り、私は「ちゃんと食べて、普通に住んで、楽しく遊んで、老後まで金を切らさない」が人生の目標で、

 

一応キャリアプランも考えているし、どうせなら将来が楽しくなるような仕事はしたいものの、

仕事で成功したい!社会を変えたい!という気持ちよりは、

自分がなんとか生き延びて楽しく一生を終えることを優先したい人間です。

 

その上不安なことがあると軽率に情緒不安定になるおまけ付き。

 

ちなみにメンタル元気な時は「よっしゃこれを糧に成長する!」と思えますが、

メンブレ時は「もう何もしたくない一生アイドルとコスメだけ見て生きていたいなんなら今からぶっ倒れて搬送されたい」くらいになる。

まともに向上心のある人からはめちゃめちゃ嫌われそう。笑

 

 

 

そんな人間ですが、明日からの大学院生活に向けて、

研究の方向性どうやって定めていこうかなとか、

やる気ある人の多い大学院に進学しちゃったのに私大丈夫なんかなとか、

5月末のキャリアセンターの個別相談予約開始日間違えないようにしようとか考えながら過ごしています。

 

 

 

それと、もうちょっとコロナが落ち着いてからになるけど、

都の仕事センターや就活エージェントにもいくつか顔出してみようかな。

 

 

 

 

あと修士2年間の目標としては、このょゎょゎな心とどう闘うかを身につけたいです。まぁそれ実際は学部までで身につけておきたいメンタル管理技術だけどね 

 

 

しんどさはお化粧品でも眺めて癒そうと思います。

 

 

 

あと韓国自由に行けるようになったらもはやその週末に韓国行こうと思います。聞いてるか各国の人間の体内で増殖しているそこのウイルス。私は早くミョルチグクスとタンスユクが食べたいんだ。

 

 

 

最後はいつものブログのテンションが戻りかけましたが、まぁそういうことです。

 

 

 

研究したくない!!授業も研究もめんどくさい!!!

めんどくさいことやるならせめて金をくれ!!!!

 

そうなる前に学部生のみなさんは思い止まってくださいね!!

というお話でした!!!!

 

 

 

めっちゃ書いちゃったけど、読んでいただきありがとうございました!!!

それでは!!!!

 

 

 

 

 

 

 


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